親である東家以外のプレーヤー、つまり、子である南家、西家、または北家が第一ツモであがった役満を地和(チーホウ)といいます。
ポン、チー、明カンをしない手牌の形を「門前(メンゼン)」といいますが、チーホウは、このメンゼンの形であがった場合に限って成立する役満です。
なお、親(東家)が配牌時点(捨牌する前の14枚の牌)であがっている役満を「天和(テンホウ)」といいます。
下図の地和(チーホウ)の例図のように、子(南家・西家・北家)の第一ツモによるあがりです。
ここでは、西家が第一ツモに「中」をツモってあがりました。
上の地和(チーホウ)の例図のように、親(東家)以外のプレーヤー、つまり、子である南家、西家、または北家が、配牌の時点でテンパイをしていて、なおかつ第一ツモであがった役満を地和(チーホウ)といいます。
なお、あがり時に何らかの役が全くできていなくても、あがりの形(四面子一雀頭)にさえなっていればチーホウは成立します。
チーホウは門前(メンゼン)で成立する役満なので、ポン・チー・明カンをする(食う)と成立しません。
また、第一ツモの前に、他家がポン・チー・明カンをした場合にも、チーホウは成立しません。
ちなみに、親(東家)が配牌の時点(第一捨牌をする前)であがりの形になっている役満を天和(テンホウ)といいます。