萬子(ワンズ)であれば萬子、筒子(ピンズ)であれば筒子、索子(ソウズ)であれば索子の一種類の牌だけで、一九牌を各三枚ずつ、二から八の牌を各一枚ずつ使って面子(メンツ)を作った役満を九連宝燈(チュウレンポウトウ)といいます。
ポン、チー、明カンをしない手牌の形を「門前(メンゼン)」といいますが、チュウレンポウトウは、このメンゼンの形であがった場合に限って成立する役満です。
一種類の数字牌だけで、一九牌を各三枚ずつ、二から八の牌を各一枚ずつ、プラス一から九の牌を一枚の計14枚の牌で構成されます。
ここでは、萬子の一種類だけで、一九牌を各三枚ずつ、二から八の牌を各一枚ずつ集めました。
上の九連宝燈(チュウレンポウトウ)の例図のように、一種類の数字牌だけで、一九牌を各三枚ずつ、二から八の牌を各一枚ずつ、一から九の牌をプラス一枚で、計14枚の牌を使って面子(メンツ)を作った役満を九連宝燈(チュウレンポウトウ)といいます。
九連宝燈は門前(メンゼン)で成立する役満なので、ポン・チー・明カンをする(食う)と成立しません。
下図のあがりでは役満「九連宝燈(チュンレイポウトウ)」が成立するでしょうか?
解答
「六ソウ」をツモ(ロン)あがりした場合
手牌が一種類の数字牌だけ(ここでは索子)で構成されているので「清一色(チンイツ)」が成立するので六役(六飜)がつきます。
「八ソウ」をツモ(ロン)あがりした場合
手牌が一種類の数字牌だけ(ここでは索子)で構成されているので「清一色(チンイツ)」が成立します。
また、一種類の数字牌で(ここでは索子)で一から九まで、三つの順子(ジュンツ)が作られているので「一気通貫(イッキツウカン)」が成立します。
さらに、同じ牌種で作る同じ順子(ジュンツ)二組(「七ソウ・八ソウ・九ソウ」×2)で構成される「一盃口(イーペイコウ)」が成立します。
合計すると、「清一色(六役)」+「一気通貫(二役)」+「一盃口(一役)」の計九役(九飜)がつきます。
「九ソウ」をツモ(ロン)あがりした場合
一ソウと九ソウが各三枚ずつ、二ソウから八ソウが各一枚ずつ、一から九の牌をプラス一枚(ここでは七ソウ)の計14枚の牌で構成される役満「九連宝燈(チュウレンポウトウ)」が成立します。